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KDA5月例会参加レポート
「デジタルJAWシステムZebrisについて」

 5月21日(土)に当社代表佐藤と当社歯科技工士にて、京都のスタディーグループ「京都デンタルアソシエーション」主催の5月例会に参加させていただきました。
 参加された技工士の皆様は、お仕事が終えられてからのご参加にも関わらず、メモを書きつつ動画や写真を撮るなど、知識を深められようと熱気溢れる講習会でした。
 当日のテーマは「デジタルJAWシステムZebris(デジタル式3次元下顎運動解析システム)」について、インターリハ株式会社の宮本秀臣様によるプレゼンテーションと門真市で「すが歯科医院」を開業されている、菅 良宜先生による臨床での活用方法と可能性について株式会社カリスの代表若井友喜様をモデルに、実際の使用方法を交えながら分かり易くお話いただき、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。
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 《講習会内容》
今まではチェックバイトやゴシックアーチなどのアナログによる記録システムに頼っていた顎運動の記録や計測がデジタルにより記録・応用が可能となり、コンピューター支援システムにより咬合構成の構築や補綴物製作の必要アイテムとして注目されるデジタルオクルージョン評価システムです。
 計測後のデータはバーチャル咬合器に置き換え、動画アニメーションとして視覚化し、患者様へのインフォームドコンセントにも使用でき、また歯科用コンピューター加工支援システムにインポートすることで機能的補綴物の製作に応用することができる超音波動作解析システムです。
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音波解析の測定準備①:
測定基準になるバイトフォークへ光重合樹脂を塗布し、歯列弓に固定する。
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音波解析の測定準備②:
ファイスボーとバイトフォークの設定し、頭蓋3Dアニメーション動画との同期表示を確認する。
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音波解析の測定準備:
左側のデジタルオクルージョンを3Dフェイスイメージへオーバーレイ表示させて、あらゆる角度から顎関節運動を確認することができます。
 歯で食物をしっかり噛み砕いて食べられることは、私たち人間の健康を維持する上で大切な要素です。しかし歯は、一度失われると元に戻らないことから、それを補う歯科技工物があって治療が可能になります。歯科技工士は歯科医師や患者様とのやり取りを交えながら、要望に合った技工物を製作し、失われた機能を回復させることで患者様のQOL(生活の質)の向上を支えます。また、歯は見た目の美しさにも関わるため、提供される技工物は白く美しい歯として、患者様の精神的満足感にも繋がります。さまざまな材料の特性を熟知し、精密さを求められる技工物を提供する技術は、まさに職人技。そして歯科医療の根幹を支える仕事といえます。こうしたプライドを持って仕事ができ、自分が作った歯によって患者様を笑顔にすることができるのは、歯科技工士にとっても大きなやり甲斐であり、魅力だと痛感する時間となりました。
 
 我が国では、ますます超高齢社会が進み、歯科技工士のニーズが高まる仕事となり、求められる技術も多様になります。こうした期待に応えるためにも、今回参加させていただきました京都デンタルアソシエーションの皆様のように、更なる技術の習得を心掛けておられる歯科技工士の皆様のお役に立てるよう、弊社も一丸となり心新たに全力を尽くして参りたいと思います。
 ・KDA(京都デンタルアソシエーション)について 
 ・インターリハ株式会社 提供YouTube動画
  「デジタルJAWシステム(超音波動作解析器JMAnalyser)について 
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